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Exhibition

許品Hsu Pinhsiang

2017年7月1日(土) - 7月22日(土)
Saturday, July 1 - Saturday, July 22, 2017
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday–Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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Hsu Pinhsiang
“To number men - 半死半生”, 2016
photography, inkjet print
©︎Hsu Pinhsiang Courtesy of taimatz


許品祥 (Hsu Pinhsiang)
1988年に台湾生まれ。国立台北芸術大学卒業、京都造形芸術大学大学院修士課程修了。現在台湾と日本にて制作、活動中。近年の主な展覧会に、2017年「半死半生」(KUAD Pr.Room 京都)、2016年「Quartett」(キョロキョロGallery 京都)、「SPURT」(KUAD 京都)、2015年「Hsupinhsiang X Tanaka Ray 写真展」(Artzone 京都)、「京都写真ビエンナーレ」(京都文化博物館)、「HOP」(KUAD 京都)など個展、グループ展に多数参加。


「生/死」、「精神/肉体」、「男/女」などの二項対立を主題として創作する許品祥は、今回の展示作品となる「半死半生シリーズ」において「生/死」の問題を扱いながら、言葉では表現しがたい生と死の間の曖昧な状態を現出させることを試みている。

本シリーズの撮影にあたって許は、ある男に半死半生という精神状態を演じさせたという。生と死の往還を妄想しつつ、許が意識したのは断片としての身体をとらえるということだった。
その結果、固有の肉体であったものはそれぞれ数量化、モノ化され、全体性を喪失し、断片としてのみ存在するようになった。
断片として表現された生々しい有機質な身体は人間ではなく「もの」である。恐らくは生にも死にも属さない。
それは変容という過程にいわば宙吊りされた、曖昧な概念としての可変性なのである。



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タイマツ TEL:03-5820-8088
info@taimatz.main.jp  

Past Exhibition

常設展|佐々木憲介、蛭子未央
taimatz Collection|Kensuke Sasaki, Mio Ebisu

2017年6月10日(土) - 6月24日(土)
Saturday, June 10 - Saturday, June 24, 2017
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday–Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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Kensuku Sasaki
“untitled”, 2008
oil on canvas, 53.0x65.2cm
©︎Kensuke Sasaki Courtesy of taimatz


佐々木憲介 (ささき けんすけ)
1985年愛知県に生まれ。2008年 名古屋芸術大学絵画科洋画コース卒業、2009年 京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻自主退学。現在、愛知県にて制作活動を行う。
2016年「Sky Over Ⅱ」(アートラボあいち、愛知)、 2015年 大和コレクションⅦ「デイ・ドリームつむがれた記憶」(沖縄県立博物館・美術館、沖縄)、2011年「neWs」(アートラボあいち、愛知)などグループ展に参加。


蛭子未央 (えびす みお)
1987年東京生まれ。2012年 武蔵野美術大学油絵学科卒業、2015年よりベルリンにて制作活動を行う。
2017年「Skateboard Exhibition」( Das Gift、ベルリン) 、2015年「Floating world」( Monacle Deli、イギリス)、2014年「3331 Art Fair Various Collector's Prizes」( 3331アーツ千代田、東京) 、2013年「アートがあれば2」(オペラシティアートギャラリー、東京)、2012年「森をぬけて 青い森のちいさな美術部 奈良美智個展関連企画」(十和田美術館周辺商店街、青森)など国内外の個展、グループ展に参加。



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薄久保香 | 新作個展
Kaoru Usukubo | New Works

2017年5月12日(金) - 6月3日(土)
Friday, May 12 - Saturday, June 3, 2017
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday–Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

KaoruUsukubo.jpg
Kaoru Usukubo
“the configuration ー束の間の間ー”, 2017
oil on canvas, wooden panel, 100.0x100.0cm
©︎Kaoru Usukubo Courtesy of taimatz


5月12日から薄久保香の個展を開催いたします。
taimatzでは2回目の個展となる本展では、新作のペインティング作品8点を発表いたします。


薄久保香
1981年栃木県に生まれる。2004年東京造形大学造形学部美術科絵画専攻卒業。2007年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。2010年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程美術専攻修了 博士号(油画)取得。現在京都府にて制作、活動中。
2004年「東京造形大学卒業制作『 ZOKEI展 』」にてZOKEI賞、 2007年「東京藝術大学修了制作展」にて帝京大学買上賞、2015年ホルベインスカラシップを受賞。
主な展覧会に、2016年「どこにもない新しい場所」(渋谷西武 東京)、「Kaoru Usukubo,Hannes Beckmann」(LOOCK Galerie ベルリン)、2015年「Wabi Sabi Shima」(Thalie Art Foundation ブリュッセル)、2013年「ミニマル/ポストミニマル 1970年代以降の絵画と彫刻」(宇都宮美術館 宇都宮)、2012年「第21回奨学生美術展」特別出品(佐藤美術館 東京)、2011年「横浜トリエンナーレ2011OUR MAGIC HOUR」(横浜美術館 横浜)、と国内外の個展、グループ展に多数参加。



​The interview record 2/22 2017
この星の裏側では、窓からはいつも同じ位置にほぼ同じ大きさの地球を見ることが出来ます。
太陽系が生まれて間もない頃、この星には多くの隕石が衝突し、現在も残るクレーターが偶然の法則により形作られました。この星は、地球上の大気と地殻変動から生成される「形」の法則とは異なるため、何十億年も前のクレーターが今日まではっきりと残ったのです。ただこの星の表と裏では、隕石痕の数に歴然とした違いが認められます。これを「地球の盾」と表現されることがありますが、実際は、この星の裏側で大量の溶岩が噴出する時期があったのです。この星の裏側も初期は、表側と同じように膨大な隕石痕がありましたが、大量の溶岩の噴出により埋め尽くされ、この星の裏側、つまり人類が地球から見ることの出来る側にある「海」や「うさぎ」と呼ばれる模様の部分になりました。なぜ裏側だけ溶岩の噴出が起きたかは、諸説ありますが、45億年前の出来事について、我々が理解し判断出来ることはある断片にすぎません。この星も束の間の仮の姿でしかないのです。我々の周囲には常に出来事があり、それは止むことなく変形し続けています。そして、この法則は、「ここ」と「そこ」を結びつける合言葉に他ならないのです。


ー薄久保香ー




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special program by taimatz x TARO NASU
高木こずえ | Cozue Takagi

2017年4月8日(土) - 5月6日(土)
Saturday, April 8th, 2017 - Saturday, May 6th, 2017
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday–Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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Cozue Takagi
“Bw01008”, 2017
oil on panel, 91.0x60.6cm
©︎Cozue Takagi Courtesy of TARO NASU


4月8日から高木こずえの個展を開催いたします。
本展では新作のペインティング作品を展示予定です。


高木こずえ
1985年長野県に生まれる。2007年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。
2015-2016年公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修員としてアメリカに滞在。現在長野県にて制作、活動中。
2010年に第15回信毎選賞受賞、第35回木村伊兵衛写真賞受賞、2009年「 VOCA展2009」にて府中市美術館賞受賞、2006年キヤノン写真新世紀グランプリ受賞、など受賞歴多数。
主な展覧会に、2015年「美術館でおしゃべりしよっ!2014」(長野県信濃美術館 長野)、「豊穣なるもの 現代美術in豊川」(豊川市桜ヶ丘ミュージアム 愛知)、2014年「琵琶島(She's[3人の写真家。彼女たちの写真展])」(キャノンギャラリー 東京)、「諏訪 この土地と人へのまなざし」(諏訪市美術館 長野)、2013年「琵琶島カレイド/AKAAKAサーカス vol.5」(赤々舎 東京)、2012年「SUZU」(諏訪市美術館 長野)など。




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赤池龍星 | Ryusei Akaike

2017年3月11日(土) - 4月1日(土)
Saturday, March 11th, 2017 - Saturday, April 1st, 2017
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday–Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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Ryusei Akaike
“untitled" 2017
©︎Ryusei Akaike Courtesy of taimatz


3月11日より新人ペインター、赤池龍星の個展を開催いたします。
taimatzにおいて初めての展覧会となる本展では、新作含むペインティング作品をご紹介いたします。


赤池龍星 (あかいけ りゅうせい)
1990年埼玉県生まれ。現在、埼玉にて制作活動。
2017年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了予定。
2015年O氏記念賞。
2015年「At a distance」(ドイツパンの店 タンネ、東京)で個展を開催。ほか2015年「太郎かアリスのOne Box and One Piece」(遊工房・東京芸術大学の二ヶ所同時開催、東京)、「Negative Space 2.0」(J-Collabo、ニューヨーク)、2014年「Ping Pong!展」(アーツ千代田3331、東京)と国内外のグループ展に参加。


赤池は実際に目にした光景の記憶や自分で撮影した写真をもとにして絵を描く。
「人がいるとその景色への集中度が増す」と語る彼の作品には人物が頻繁に登場する。
親しい家族だったり、異国の地で通りすがりに見ただけの人物だったりと、無造作に
モチーフとして選ばれるそれらの人物像は、なんらかの出来事や感情を語りかけ、
鑑賞者の想像力を喚起する魅力にあふれている。

しかしながら、赤池にとっては、人物を通して描きたいのは物語や特定の感情ではない。
「記憶や写真で固定された景色を絵の中でもう2秒くらい動かそうとしている。」
2秒先の視線がとらえるであろう光景は鑑賞者にとってのそれと同様に、描いている作家本人にも
予想のつかない世界なのだという。

物語性を湛えながら同時にそれを否定する赤池の絵画世界は、その二律背反的な誘惑で鑑賞者をひきつけ、宙吊りにする。
ときに仮想現実のほうがより一層の現実味を帯びてたちあらわれる現代において、赤池の作品は現実の危うさと、ありうべき複数の未来という選択肢について問いかけるのだ。




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special program by taimatz x TARO NASU
松江泰治 | 東京軍艦島
Taiji Matsue | Tokyo Hashima

2017年2月10日(金) - 3月4日(土)
Friday, February 10th, 2017 - Saturday, March 4th, 2017
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday–Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays


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Hashima 1983
©︎TAIJI MATSUE Courtesy of taimatz / TARO NASU


2月10日から、松江泰治の個展「東京軍艦島」を開催いたします。
本展では、軍艦島(端島)が廃坑となって9年後の1983年に、松江が無人島を撮影した、未発表の新作160点を展示いたします。


松江泰治 (まつえ たいじ)
1963年東京生まれ。現在、東京にて制作活動。
1987年東京大学理学部地理学科卒業。
1996年第12回東川賞新人作家賞受賞。2002年第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2012年第28回東川賞国内作家賞受。2013年第25回「写真の会」賞授賞。
2006年「JP-22」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡)、2011年「アーティスト・ファイル2011―現代の作家たち」(国立新美術館、東京)、2012年「世界・表層・時間」(IZU PHOTO MUSEUM 、静岡)、2014年「青森EARTH」(青森県立美術館、青森)、札幌国際芸術祭(札幌)、2015年「俯瞰の世界図」(広島市現代美術館、広島)ほか、2014年よりスイス、ポーランド、ドイツの3カ国を巡回したグループ展「Logical Emotion」(ハウス・コンストルクティヴ美術館/クラクフ現代美術館/ザクセンアンハルト州立美術館)など国内外の個展、グループ展、芸術祭等に多数参加。
また、東京国立近代美術館(東京)、国立国際美術館(大阪)、サンフランシスコ近代美術館(アメリカ)など国内外多数の美術館に作品収蔵。



若き松江は九州旅行中、端島へ辿り着いた。
早朝から夕方までの制限時間内に、広い島内を駆け足で撮り続けた。各種の焦点レンズとフラッシュも抱え、20才の松江にとって可能な限りの多彩な技法を駆使して撮り続けた。
それは松江にとって「それまでの技術を集約して、丸一日で撮り終えた集大成」となった。

そして2017年に作品化。
それは「松江泰治」に至る以前の、ある意味無色透明な作品群だからこそ、現在の松江泰治自身による、読み直しともいうべき編集が可能だったのであろう。

意図的に主観を排し撮影をする現在の松江泰治が、若き日の彼自身をキュレイションする展覧会。「二人の作家」の視線が交錯する空間を体感してください。




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FUTABA(秋吉風人+田幡浩一)、佐々木憲介、鳥巣貴美子
Paper Works
2017年1月13日(金) - 2月7日(火)
Friday, January 13th, 2017 - Tuesday, February 7th, 2017
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday–Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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FUTABA(Futo Akiyoshi+Kouichi Tabata)
“build” 2013
©FUTABA(Futo Akiyoshi+Kouichi Tabata) Courtesy of taimatz / TARO NASU


1月13日から、3組の作家によるドローイング展を開催いたします。
本展では、taimatz初展示となるFUTABA、佐々木憲介の新作を含む、各作家2点ずつの展示を予定しております。


FUTABAとは、現在ベルリンを拠点に活動する秋吉風人と田幡浩一によるコラボレーションユニットです。それぞれのスタイル、アイデアをぶつけ合い、普段の表現とは一歩はみ出た発想、個人ではできないこと、を作品化しています。

秋吉風人
1977年大阪府生まれ。名古屋芸術大学洋画科を2001年に卒業。2003年に同大学の大学院を修了。 現在ベルリンを拠点に制作、活動。主な展覧会に、2013年「さわらないでくたさい!?(常設特別展)」(豊田市美術館 、愛知)、2014年「VOCA 展2014 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京)、2015年「Adherence」(SEXAUER、ベルリン)、2016年「if nothing else」(NON Berlin、ベルリン)など。

田幡浩一
1979年栃木県生まれ。東京芸術大学美術学部先端芸術表現科を2004年に卒業。2006年に同大学の大学院を修了。 現在ベルリンを拠点に制作、活動。主な展覧会に、2015年「Scape」(大和日英基金、ロンドン)、2015年「ドローイングビエンナーレ」(ドローイングルーム、ロンドン)、2016年「one way or another」(ギャラリー小柳、東京)、など。



佐々木憲介
1985年愛知県に生まれ。2008年 名古屋芸術大学絵画科洋画コース卒業、2009年 京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻自主退学。現在、愛知県にて制作活動を行う。2016年「Sky Over Ⅱ」(アートラボあいち、愛知)、 2015年 大和コレクションⅦ「デイ・ドリームつむがれた記憶」(沖縄県立博物館・美術館、沖縄)、などグループ展に多数参加。



鳥巣貴美子
1989年愛知県に生まれ。2011年Hochschule fÜr KÜnste Bremen(ブレーメン芸術大学)留学、2012年 名古屋芸術大学美術学部洋画2コース卒業。現在、愛知県にて制作活動を行う。2016年taimatzにて新作個展、2015年「ONGAESHI in GERMANY」(kukoon、Bremen)、2014年「ONGAESHI in JAPAN」(つくる。、愛知)、などグループ展に多数参加。





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taimatz x TARO NASU コラボレーション企画
special program by taimatz x TARO NASU
津田道子 | 写真はイメージです

2016年11月26日(土) - 12月24日(土)
Saturday, November 26th, 2016 - Saturday, December 24th, 2016
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday–Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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Michiko Tsuda
“Photographs for reference only” 2016
©Michiko Tsuda Courtesy of taimatz / TARO NASU


11月26日(土)から、津田道子の個展「写真はイメージです」を開催いたします。
本展では、新作の映像、立体および写真作品を展示予定です。

津田道子 (つだ みちこ)
1980年 神奈川県生まれ。神奈川にて制作、活動中。
2013年 東京芸術大学大学院映像研究科博士課程修了。(博士:映像メディア学)
主な展覧会に「オープンスペース2016 メディア・コンシャス」(ICC / 東京、2016)、「The Day After Yesterday」(東京、2015)、「GEODESIE」(モントリオール、2013)、「media/art kitchen」(バンコク、2013)、「配置の森の住人と王様」(東京、 2012)、「Holes in Gaps -cinematographic weavings from the Migratory Project」(東京, 2010)、「ヨコハマ国際映像祭2009」(神奈川、2009)、「International Symposia for Electronic Arts 2009」(ベルファースト、2009)、「version beta」(Center for Contemporary Image / ジュネーブ、 2008)、「Leonardo Art/Science Student Exhibition」(Berkeley Art Museum / バークレー、 2008)、「Pocket Films Festival 3e」(ポンピドゥーセンター / パリ、2007)など。


”「写真はイメージです」という言葉には、誰もがおかしさを感じていると思う。
「いや、写真は写真だ」とか「イメージという言葉の定義が、」と突っ込める隙をなかったかのように言ってのけているおかしさや、製品のパッケージにそのようなことを書くことが必要になってしまう社会のおかしさだ。


一方で、写真はイメージだと思う。写真に写っているものが何であろうとも、見る人がどうとらえるかは自由で、元々のものからは切り離されて、見る人の頭の中だけに再生されるイメージになる。
自分が撮っていない写真に写っているものからイメージすることがある。”


ー津田道子ー



展示協力:Art Translators Collective




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鳥巣貴美子 | 新作個展 partⅡ
Kimiko Torisu |New Works part

2016年10月11日(火) - 11月8日(火)
Tuesday, October 11th, 2016 - Tuesday, November 8th, 2016
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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Kimiko Torisu
「シマスズメノヒエ」2016
©Kimiko Torisu Courtesy of taimatz


鳥巣貴美子は1989年愛知県生まれ。ドイツのブレーメン芸術大学での短期留学を終えて、2012年、
名古屋芸術大学美術学部洋画コースを卒業。現在は愛知県にて制作活動を行う。

今回の新作展は「小さなキャンバスへ描く」という新しい試みにチャレンジした展覧会です。




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鳥巣貴美子 | 新作個展 partⅠ
Kimiko Torisu |New Works partⅠ

2016年9月16日(金) - 10月7日(金)
Friday, September 16th, 2016 - Friday, October 7th, 2016
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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Kimiko Torisu
「Pflanze」2014
©Kimiko Torisu Courtesy of taimatz


鳥巣貴美子は1989年愛知県生まれ。ドイツのブレーメン芸術大学での短期留学を終えて、2012年、
名古屋芸術大学美術学部洋画コースを卒業。現在は愛知県にて制作活動を行う。



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常設展 | 鳥巣貴美子
taimatz Collection | Kimiko Torisu

2016年7月16日(土) - 8月6日(土)
Saturday, July 16th, 2016 - Saturday, August 6th, 2016
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
Summer Holidays August 7th - August 22th

山.jpeg

Kimiko Torisu
「山」2012
©Kimiko Torisu Courtesy of taimatz


鳥巣貴美子は1989年愛知県生まれ。ドイツのブレーメン芸術大学での短期留学を終えて、2012年、
名古屋芸術大学美術学部洋画コースを卒業。現在は愛知県にて制作活動を行う。



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常設展 | 川上雅史
taimatz Collection | Masafumi Kawakami

2016年6月24日(金) - 7月16日(土)
Friday, June 24th, 2016 - Saturday, July 16th, 2016
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

男_キャンバスにアクリル_162 × 130 cm.jpg

川上雅史 Masafumi Kawakami
「男」2015
©Masafumi Kawakami 2015/Courtesy of taimatz


川上雅史は 1984 年大阪府生まれ。
2010 年、京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程を修了。
2008 年「是が非の絵画」展(大和プレスビューイングルーム、広島)への出品をスタートに、2010 年「アートアワードトーキョー丸の内 2010」(行幸地下ギャラリー、東京)に参加、同展において名和晃平賞を受賞する等、その動向が注目されている若手ペインターである。



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佐々木憲介 新作個展
Kensuke Sasaki New Works

2016年5月21日(土) - 6月18日(土)
Saturday, May 21th, 2016 - Saturday, June 18th, 2016
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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©Kensuke Sasaki, Courtesy of taimatz


佐々木憲介は1985年愛知県に生まれ。
2008年 名古屋芸術大学絵画科洋画コース卒業、2009年 京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻自主退学。
2016年「Sky Over Ⅱ」(アートラボあいち、愛知)、 2015年 大和コレクションⅦ「デイ・ドリームつむがれた記憶」(沖縄県立博物館・美術館、沖縄)、などグループ展に多数参加。
現在、愛知県にて制作活動を行う。



佐々木憲介は学生時代から、大学構内に捨てられている他人の失敗作とおぼしきキャンバスを拾って、その上に描いたり、あるいは自らの旧作を上描きする、ということをしばしば繰り返してきた。今回の個展にも上記のように「なぞる」制作過程を経た新作が登場する。

制作過程を重要視する佐々木にとっては、モチーフや構図といった要素は二次的であるともいえるのかもしれない。それでは佐々木の作品世界において、もっとも重要な位置を占めるものとは何か。

コピーという行為の日常化や、インターネットを通じての画像の氾濫の中で「絵を見る」ことは、かつてないほど容易でありふれたものとなった。そのような日常の中で、物理的に「なぞり」「重ねて」新しいイメージを制作する佐々木の行為には、視覚体験の実在を体感したい、という切実な欲望が潜んでいるのかもしれない。

今回は新作5点を展示予定。さらに「描く環境を変えてみたい」との佐々木の意向により、画廊の展示スペースにて作品を制作する予定となっている。果たして視覚体験の共有は現実的に可能なのだろうか。この大きな問いかけを抱えつつ、佐々木が自らの痕跡をたどった現場にて、作品を体感してほしい。



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ダグラス・ゴードン&ジョナサン・モンク
Douglas Gordon & Jonathan Monk
「PARIS BAR
taimatz × TARO NASU コラボレーション企画
Special program by taimatz × TARO NASU


2016年4月8日(金) - 5月14日(土)
Friday, April 8, 2016 - Saturday, May 14, 2016
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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“PARIS BAR” (C) Douglas Gordon &
Jonathan Monk Courtesy of TARO NASU




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川上雅史 Masafumi Kawakami
「静物


2016年3月1日(火) - 4月2日(土)
Tuesday, March 1, 2016 - Saturday, April 2, 2016
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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川上雅史 Masafumi Kawakami
「椅子」2016年
©Masafumi Kawakami 2016/Courtesy of taimatz



川上雅史は 1984 年大阪府生まれ。
2010 年、京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程を修了。
2008 年「是が非の絵画」展(大和プレスビューイングルーム、広島)への出品をスタートに、2010 年「アートアワードトーキョー丸の内 2010」(行幸地下ギャラリー、東京)に参加、同展において名和晃平賞を受賞する等、その動向が注目されている若手ペインターである。


<悪夢を描くということ>

「人間が人間的でなくなることへの不安が、デフォルメされた人体を描くことへの興味につながっていった」と川上雅史は言う。
「ピカソが生きていたら3D技術にどう反応するだろうかと妄想することもある」川上であるが、その様式的源流を近代美術の巨星に辿ることはあっても、彼を制作へと突き動かす要因はより現代的な、あるいはより未来をみすえた不安なのである。

大胆な明暗法によって劇的に描写されるモチーフは、人間の身体、しかも切断されたようにもみえるその一部である。悪夢を描いていると語る川上は、不安をおぞましくも美しいイメージに変換した。常に暗闇を背景として、画面中央に描かれるそれらの「切断された人体」は、意味や文脈あるいは感傷から文字通り「切り離されて」存在している。光と闇の強力な対比によって、観るものの眼前に突き出される肉体は、ポルノグラフィを含む様々な既存のイメージを想起させながら、同時に見慣れぬ世界の不思議な何かのようでもある。それは、ふと自分の指先を凝視して感じる戸惑い、見慣れたはずの自分の一部が、未知の奇妙な形に見える、そんな揺らぎの感覚と似ている。

川上は、現代社会のなかで、実体と実感を失い、現実と仮想空間を往還しながら浮遊する「肉体」を一貫して追求してきた。顔のないこれらの肉体を現代の肖像画の一種ととらえることも可能であろう。そこに描かかれているのは顔すなわちアイデンティティを失い、それでもなお行き先のない欲望に駆りたてられる現代人なのかもしれない。


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タイマツ TEL:03-5820-8088
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厚地朋子 Tomoko Atsuchi
「コズミック・ダンス


2016年1月13日(水) - 2月6日(土)
Wednesday, January 13, 2016 - Saturday, February 6, 2016
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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厚地朋子 Tomoko Atsuchi
「フレームとしての風景」2015年
©Tomoko Atsuchi 2015/Courtesy of taimatz



厚地朋子は1984年京都府生まれ。
2008年 京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業、2010年 京都市立芸術大学大学院修士課程修了。
2010年「絵画の庭 —ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、大阪)や 2014年「絵画の在りか」
(東京オペラシティアートギャラリー、東京)などグループ展に多数参加。
現在、京都府にて制作活動を行う。

受賞歴:
2008年 京都市立芸術大学作品展市長賞受賞
2010年 京都市立芸術大学作品展大学院市長賞

<コズミック・ダンス ー宇宙の創造と破壊の絶え間ないリズムー>

バロック(baroque)という語は真珠のいびつな形を示すポルトガル語barrocoが語源ともいわれ、
元来いびつさの概念をその定義に含むと考えられている。バロック美術の先駆者ともいわれる
ミケランジェロのペインティングにいまだに強い影響を受けていると語る厚地朋子が、
自らの命題として、魅力的な空間の歪みをいかにキャンヴァス上に作り出すかを掲げていることは
当然の帰結なのだろう。
複数の視点と光源をもって描き出される厚地作品は、空間の歪みによって画面に揺らぎを作り出す。
そこにはいくつもの時間と空間が共存し、それぞれの要素は侵食し、干渉しあう。
一方で仮想の三次元性という虚構を構築しながら、
他方ではその空間性を破壊するタッチが意図的に加えられる、
そんな歪んだ空間こそが厚地作品の特徴といえよう。そしてその歪みと揺らぎの空間は、
バロック真珠のいびつな輝きのようにその不完全さと不安定さゆえに鑑賞者を刺激するのである。


「私の前に壁となって立ち上がる世界に絶対的なものはなく、自らの立ち位置を不安定にさせます。
遠くを見ようと思って視線を送っても、うまく私の視線は前に進んでいかない。何かが邪魔をするのです。
しかしだからといって物事を懐疑的に捉えるのではなく、
多視点的で不安定な空間に身を委ね、多方向からの光をさんさんと浴びたいのです。
それは、空間に自らを溶け込ませ空間と一体的になりたいという願望でもあります。


今回の個展のメインモチーフは海やサーフガールですが、それらは私にとってミケランジェロの
ダヴィデ像のようなものです。
山育ちの私にとって海は異質な存在です。
異質なものが自分のテリトリーに入ってくると心はざわつきます。
異質なものは既存のものと合わずゆがみを生じさせます。
しかしそこに思わぬ必然性や合点を見出すことができます。
それはうまく言葉では説明できなくて感覚で捉えるしかありません。でも今、この感覚こそが
信じられるものでないかと感じています。」



* 資料・写真等のご請求先
タイマツ TEL:03-5820-8088
info@taimatz.main.jp  見目はる香

水野里奈新作個展
「入れ子状の蜃気楼」
Rina MIZUNO new works


2015年10月22日(木) - 12月1日(火)
Thursday, October 22, 2015 - Tuseday, December 1, 2015
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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水野里奈 Rina Muzuno
「蜃気楼をみわたす」2015年
100.0×80.0 cm
oil and ball-point pen on canvas
©Rina Mizuno 2015/Courtesy of taimatz


入れ子状の蜃気楼

古代の中国では、蜃(大ハマグリ)が空中に吐いた吐息が高い建物(楼)を描いたと言い伝えられていたらしい。この故事が蜃気楼という言葉の由来にもなっている。

水野里奈は、「蜃気楼」という言葉が今回の個展のインスピレーションだったと語った。ハマグリや楼閣という言葉が喚起する極めて明確な具体性と、それに相反するような蜃気楼のはかないイメージは、魅力的な矛盾として水野の想像力を刺激した。

蜃気楼とは大気の中で光が屈折し、遠くのものが近くに見えたりする現象を指す。意識的に画中の遠近法を混乱させることで、だまし絵のような空間を作り出してきた水野にとって、蜃気楼が生み出す幻惑に想いを馳せることは自然な成り行きである。と、同時に水野は、いかにしてその非現実的な空間を現実として描くかについて、デビュー以来、模索し続けてきた。

今回発表する新シリーズにおいて、蜃気楼をめぐる水野の考察は、楼閣を想起させる重層構造の建築物をモチーフとすることに結実している。遠くのものが近くに見えるような、目の錯覚を誘引する複雑な構図は、以前から水野が好んで用いる手法である。が、今回、比較的に小さなサイズの画面を意図的に選択し、より細部を緻密に描きこむことを試みた結果、複数の空間が複雑に交錯する画面構成、本人曰くの「入れ子状の空間」を描くことに成功した。

非現実でありながら、ときに現実以上の現実味を帯びて人々の眼前に立ち現れる蜃気楼。水野の目指す絵画空間もまた、蜃気楼のように、掴めそうで掴めない、生々しくもはかない夢のような幻像なのかもしれない。

ペインティングのみで構成される今回の個展では統一サイズの新作6点を展示予定。

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オマー・ファスト | Omer Fast
taimatz x TARO NASU コラボレーション企画 
Special program by Omer Fast x taimatz x TARO NASU
2015年9月11日(金) - 10月10日(土)
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays




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畠山瑞規新作個展
Mizuki HATAKEYAMA new works

2015年5月23日(土) - 6月27日(土)
Gallery Hours: 10:00-18:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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畠山瑞規Mizuki Hatakeyama
「有益な自己模倣、見つけられた世界(横向きに立つ女性)」 2014
油彩、キャンバス oil on canvas
116.7×116.7cm
©Mizuki Hatakeyama 2015/Courtesy of taimatz



畠山瑞規は1983年広島生まれ。
ワンダーシード2010での展示や青山スパイラルビルで開催されたULTRA003、2011年のグループ展「真夏の夜の夢」(宮津大輔キュレイション: hiromiyoshii roppongi)等に参加。2012年にはアートラボ愛知にて個展開催。現在愛知にて制作、活動中。


下地作成時に偶然的に生まれたムラ。畠山瑞規は、その偶然の痕跡をもとにして、未だみえない「形」を「掘り起こすべく」筆を重ね、やがては、キャンヴァスいっぱいに金属的な質感をたたえた波状の重なりを描きだしていく。
リズムの視覚化とも呼びうる抽象的で反復性の強い筆致のなかに、浮かんでは消えていく具象的イメージは、人間の普遍的な連想力と、シュールレアリスト達の提唱したオートマティスムとが、日本美術の「飾り」の精神のなかに融合した成果といえるだろう。

今回、畠山が発表する新シリーズ「有益な自己模倣」は、パレットに残る一日分の制作に費やした絵具の残りを、あらためて別のキャンヴァスに塗布した作品で、「制作行為の痕跡」を記録するというコンセプトにもとづいている。この新シリーズは、オートマティスム、抽象と具象、地と図の関係についての畠山の考察の延長線上に生まれたものである。と同時に「迷彩、カムフラージュ」の概念についての美術史的言及は、これまで彼が模索してきた意識と無意識の境界線を測ろうとする試みに視野の広がりを与え、制作の新たな出発点となる可能性を秘めている。

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冬期休廊期間

2014年12月28日(日)-2015年1月12日(月)



営業時間変更のお知らせ

2015年よりtaimatzの営業時間を変更いたします。
旧)11:00-19:00 火-土
新)10:00-18:00 火-土



泉イネ

コンポジション
名のないことと名のあることに憧れと
名のないことと名のあることに慄きを

2014年10月4日(土) - 11月1日(土)
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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泉イネ, 余白のためのコンポジション(志野茶碗×ピート・ズワルト), 2013
(c) Ine Izumi Courtesy of taimatz
Photo by Keizo Kioku



はじめて個展をしてから今この文をかくまで十数年すぎた。ずいぶん変わった。私もあたりの風景もアートのかんきょうも。
つよくなりたかったが弱くなった気がする。知らなかったことが分かってくると、いかに無力かがわかる。
守りたいものもいる。すすむほど残こるものがふえることに少しずつ怖くなって、もうここで進まなくていいよと
消えいりたくもなるのだけれどそうもいかない。

見たい風景がうかんでしまう。こういうの矛盾っていうんだろうな。

うかんでしまう、なら。あなた/私が見たいだろう風景のほうへと歩もうか。
その途中で出会うひと、もの、ことと対話(コンポジションとしよう)しながらあじわう感覚……
近くや遠くの誰かを想う、憧れる、喜ぶ、傷つく、哀しむ、病むとか……
それから物を慈しむとか、めでるとか、読みとるとか語りかける、諦める……それからもっとばくぜんとした、
在るとか無いとか祈るとか畏れとか過去とか未来、時についてとか……
そういう近くのことと遠くのことの味わい(感覚)を一つずつ空間や平面や立体をあいだにしてつなげてみればいいんじゃないか。
それを眺めてまたつくったりこわしたりすれば怖さもすこしは愛でられるんじゃないかって。

はじめはそれがつまらないと蓋をしたことへ。とても遠回りしてきた気がするけれど、私の軸の色をつくることなのかと、ちかごろたどりつく。

制作は、それともアートは一方でとても怖い。何とも言い当てられないものでもある。無邪気に素晴らしいとはいえないよ。

けれど、様々な矛盾もうけいれてくれる場所のようなものがアート/制作なんだと、もういちど進んでみてもいいだろうか。
今回は絵がものとして在る制作。

泉イネ



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TARO NASU presents「In between」
出展作家: 片山博文 ・ 川上雅史 ・ 高木こずえ
2014年9月2日(火) - 9月27日(土)
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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高木こずえ「琵琶島」, 2014
(c) Cozue Takagi Courtesy of TARO NASU

写真と絵画、それぞれの表現の境界線を探り、3人の魅力的な越境者たちを取り上げる本展覧会は、TARO NASUとtaimatzによる共同企画です。

「写真の偽物」を作りたいと語りながら写真そっくりのCGを制作する片山博文、プリンターによる印刷画像を意識しながらマスキングの技法を駆使して「写真の絵」を描く川上雅史、デジタル世代特有の軽やかな感覚でカメラとコンピューター、プリンターという境界を縦横無尽に行き来する高木こずえの作品を展示し、写真をめぐる中間領域「In between」について考えます。



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蛭子未央|Mio Ebisu
「家電」
2014年7月5日(土) - 2014年8月9日(土)
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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Applestore, 2014, Acrylic on Canvas, 116.7×116.7cm
(c) Mio Ebisu Courtesy of taimatz




蛭子未央は1987年東京生まれ。2012年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
2013年から1年間、NPO法人BEPPU PROJECT運営の「清島アパート」に入居。現在は東京にて制作活動を行う。


<都市の肖像>


東京で全ての情報を’見ようとしない訓練’を怠ると
情報の処理に自分が潰されてしまうため、
その訓練を終えた人の見る東京の景色は実はとてもさっぱりしているだろう、
そのままの景色です。(原文ママ)            ー蛭子未央ー


大都市を情報の氾濫する海にたとえ、真夜中でも明かりがきらめく不夜城のような画像とともに紹介する。東京という都市の常套句的表現として、今でもこのようなイメージを目にすることは多いだろう。そのなかでしばしば人間は、自らもまた一つのノイズとなり情報の海をあてどなく漂流する存在として描かれる。

蛭子が今回の個展の題材として選んだのは東京である。
1年間の大分での体験を経て、情報という不可視の存在の重さに敏感になったという彼女は、電化製品や家電量販店を主題に選び、東京そのものの「景色」を描こうと試みている。


いまや電化製品は人工知能に近い機能を持ち、しかし自らの欲望をもたない。ひたすらに、欲望の実行犯である人間がスイッチを押すことを待つ存在である。狂騒的な喧噪を呈する家電量販店や、ハードウェアのイメージがそのまま内装に反映されたようなアップルストアのにぎわいは、情報やその背後にあるテクノロジーと、吸い寄せられるように集まってくる人間の欲望のエントロピーを可視化した情景ともいえるだろう。

このきわめて現代的な都市の情景から、欲望の主体である人間の姿を取り除いたとき、そこには「そのままの景色」としての東京がみえてくるのだろうか。はたしてそこにはまだ、人間存在の確かさを実感する場所が残されているだろうか。





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鳥巣貴美子|Kimiko Torisu
2014年6月5日(木) - 2014年6月28日(土)
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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(c) Kimiko Torisu Courtesy of taimatz




鳥巣貴美子は1989年愛知県生まれ。ドイツのブレーメン芸術大学での短期留学を終えて、2012年、
名古屋芸術大学美術学部洋画コースを卒業。現在は愛知県にて制作活動を行う。



<鳥巣貴美子のSlow Art>

鳥巣貴美子のペインティングは「スロー」である。
一見、白いキャンバス地そのままのように見える大画面に、じっと目を凝らしてみる。
まず浮かび上がってくるものは、さまざまな表情をたたえた白い絵具のバリエーションである。
そのなかから、ゆっくりと他の色彩が存在を主張しはじめ、やがて一つの具体的な形
ー繊細な草や苔、それらのほとんどは彼女がアトリエで育てている草であるーへと像を結ぶのである。


対象を見つめることから始まる鳥巣の作品は、観るものに彼女の制作行為の追体験を促す。
イメージを生成するまでの過程をあたかも目でなぞるかのようなその体験は、
ペインティングのなかで起こった様々な「事件」、たとえば絵具同士の協調と不和、
筆致の衝突と融合、モチーフと構図の拮抗などを観るものに生々しく感じさせる。


かつてRoland Barthesは、その著作"The Wisdom of Art"(1979)のなかで、
Cy Twomblyの作品を評して「見て、待ち、受けとめ、そして理解する」だと語った。
鳥巣の作品もまた、観るものと作品との相互作用とはなにか、についての一つの考察の結果なのである。





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秋吉風人| Futo Akiyoshi
no secrets
2014年3月15日(土) - 2014年4月5日(土)
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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naked relations
2013, oil on acrylic board
55.0 x 42.0 cm
(c) Futo Akiyoshi Courtesy of taimatz /TARO NASU

3月15日(土)から、 秋吉風人の個展"no secrets"を画廊taimatz(タイマツ) にて開催いたします。本展では、新作ペインティング6点を展示予定です。

秋吉風人 (あきよし ふうと)
1977 年大阪府生まれ。名古屋芸術大学洋画科を 2001 年に卒業。2003 年に同大学の大学院を修了。 2011 年より財団法人吉野石膏美術振興財団在外研修助成、文化庁新進芸術家海外研修制度の助成を得て、現在はベ ルリンを拠点に活動。 近年の主な展覧会に、2013 年「A FAITHFUL ANTINOMY」Longhouse Projects/ニューヨーク、2012 年「THE ECHO」 Kunstraum Kreuzberg, Bethanien/ベルリン、2011 年「こんなにも贅沢な沈黙」TARO NASU/東京、2010 年「あいちトリエン ナーレ 2010」愛知県美術館/名古屋、2010 年「絵画の庭」国立国際美術館/大阪、2009 年「greedy life in the room that bores me」Office Baroque Gallery/アントワープ、など。 また 2014 年は「VOCA 展 2014」上野の森美術館/東京へ参加。

秋吉風人は一貫して絵画とは何かという古典的命題をテーマに、「絵画」という概念の解体と再構築の試みを続けて来た。 表現方法として、絵画、彫刻、映像、写真など多様なメディアを用いながらも、その背景には常に絵画に対する問題提起と、 描くという行為への執着が存在している。

* * * * *

還元主義という矩形のフォーマットからの不純な構成要素の排除は、その反視覚的かつ非物質的な作用ゆえに、絵画を欺いている。当然のことながらそのプログラムの発動においては、究極的には絵画は透明なものとして、つまり観者にとっては知覚されえぬ媒体へと近づくという隘路に陥っている。それは過去の歴史を省みるまでもなく、やがて画布や木枠といった物質的に規定していた媒材を明るみに出し、自己言及的な身振りは外部をこそあらわにしてきた。透明度の高い油絵具のみを用いて、アクリル版に描かれた秋吉風人の連作「naked relations」は、「透明な絵画」を欲したその純粋な動機に相反するように、絵画史に繋留してしまうという捻れを生じさせている。
 抑制された筆致がもたらす美的かつエフェメラルな視覚効果は、作品がもつ特徴の一端にすぎない。むしろそこでは、作品の構成要素が透けてみえることによって、表層のミニマルな形態と限定された色彩すべてが表も裏もなく折り重なり合い、さらに支持体を透過した壁面さえもが、光学的な複雑さを伴って一挙に受容されてしまう。とはいえ、透明性の希求がもたらしたその関係の猥雑さは、決して矛盾するものではない。なぜならば、身体を介したフェティッシュな=不純な筆致のうちに、純粋な絵画への練成を賭していく行為こそ、秋吉自らが常に課す画家の使命であるからだ。私たちは、その過剰ともいえる感覚の全的な乱反射を絵画として、生産−制作の残余である物質の瞬きに対峙することとなる。

テキスト:森啓輔(ヴァンジ彫刻庭園美術館学芸員)
VOCA展2014 カタログより転載 



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佐々木憲介 | Kensuke Sasaki
2014年2月15日(土) - 2014年3月8日(土)
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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リュック・タイマンス/Luc Tuymans
2014, oil on canvas
53.0 x 45.5 cm
(c) Kensuke Sasaki Courtesy of taimatz

2月15日(土)から、佐々木憲介の個展が画廊taimatz(タイマツ) にて始まります。taimatzでは2回目となる今回の個展。新作ペインティング5点を展示いたします。

佐々木憲介は1985年愛知県生まれ。2008年、名古屋芸術大学絵画科洋画コースを卒業。2009年、京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻を自主退学し、現在は愛知にて制作活動を行っている。2010年、グループ展「Unique Commonsわたしだけのみんなのもの」(名古屋芸術大学Art&Design Center、名古屋)、2011年、グループ展「neWs」(アートラボあいち、名古屋)に参加。

佐々木憲介のペインティングのモチーフとなっているものは、日々大量生産されている雑誌や広告あるいは映画などのイメージ、そして古典的な西洋絵画やオークションカタログに掲載されている絵画など多岐に及ぶ。それらをイメージソースとして参照しつつ、素早くキャンバスの上で絵画へと変換させる。まるでパソコン上で行われるコピー&ペーストという操作をキャンバス上で行っているかのようである。そして無作為に選ばれたかのようなそれらのイメージ群は、その無作為性によって自身の虚構性を暴露しつつますます表層的になる。
佐々木は肖像画を頻繁に描く。しかし、その肖像は雑誌や広告などを模写したものであり、そこに描かれている人物たちは彼にとってとりわけ重要な人物というわけではない。たとえその人物が著名人であろうと、彼は描くという操作によって固有名詞を剥奪しようとしているかのようである。描かれる対象が他の人物でもあり得たという記号としての匿名性、そして代替可能性はまさに現代的な問題提起であり、古典的な西洋肖像画の唯一性と比較しうるものである。
さらに虚構としてのイメージの希薄さは、大胆で軽やかな筆のタッチによって過剰に演出されているようだ。新作ペインティングでは、具象的な形態が残されつつも以前より抽象度が増している。キャンバスの上で激しく筆が踊りまわり、マチエールが炸裂する。さらにキュビズムのように対象を幾何学的に解体している絵も見られる。いずれにせよ、問題となっているのは絵画の「表面」である。こうして佐々木は、内容(描かれる対象)と形式(絵画の形式)の両方の側面において「表面」というものを露出させる。すなわち名の書き込まれていない顔という表面(匿名性)と絵画それ自体の表面。「最も深いもの、それは皮膚である」とポール・ヴァレリーは言ったが、佐々木も表面にこそ深さ、そして自由への潜在性を見いだし、そうした表面を絵画で模索しているのではないだろうか。



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水野里奈「Dazzle Painting」
2013年12月11日(水) - 2014年1月18日(土)
※冬期休廊:2013年12月28日(土) - 2014年1月6日(月)
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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Dazzle Painting, 2013
oil and ball-point pen on canvas
130.3 x 162.0 cm
(c) Rina Mizuno Courtesy of taimatz

2013年12月11日(水)より、水野里奈の個展が画廊taimatzにて開催されます。

水野里奈は1989年愛知県生まれ。2012年、名古屋芸術大学美術学部洋画2コースを卒業し、2012年4月から、多摩美術大学大学院美術研究科 博士前期課程 絵画専攻に進学。東京在住。あいちトリエンナーレ2013に出展。

taimatzでは2回目となる水野里奈の個展。今回は、新作ペインティング8点とこの展覧会のためだけに制作された壁画の展示を予定している。

一定のパターンから構成される模様を重層的に画布の上に織り上げていくという、水野里奈の独特のスタイル。今回新作として発表される作品も、草、花、イスラム美術的な装飾、そして伊藤若冲から学んだ大胆な筆致などの、様々な種類の装飾模様によって彩られている。それらの異なる模様が一つの画面の中で、即興的に幾重にも折り重ねられることで、複雑に錯綜する絵画空間が作り上げられた。しかし、以前の作品よりもさらに画面が混沌とし、鑑賞者の視覚を混乱させようとしているかのようである。彼女は、絵画がコラージュのようになってしまうのを避け、模様の境界線をなくしたいという思いが、新作により緻密な装飾性を与えたと語っている。彼女は、様々なものが混ざり合いカオスを形成する、現代的な日本の状況を意識し、それを絵画の中に落とし込もうと模索している。

展覧会のタイトルの「Dazzle Painting」は、新作の題名の一つからとられた。このDazzleという英語には、目をくらます、幻惑させる、といった意味がある。イギリスで発明されたダズル迷彩は、艦船に塗装され、敵の空間的認識を混乱させることで、船の正確な位置を把握できないようにした。そして、彼女の作品もまた、鑑賞者の空間的認識を混乱させ、不安定な感覚を起こさせる。彼女は、絵画によって、鑑賞者だけではなく、自分も驚きたいと語ってやまないが、彼女の絵画に直面したときの驚きは、ただ画面の圧倒的な緻密さからだけではなく、不安定な空間の知覚からも来るのだろう。そこにはもはや、空間、構図そしてコラージュの配置における静態的な秩序ではなく、それぞれの模様が織り成す、動態的で力学的なハーモニーが感じられる。そして、今回の展覧会のために制作された壁画は、四角いキャンバスの枠から飛び出し、現実の空間へと憑依することで、ますます鑑賞者を幻惑的な世界へと誘っていく。




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タイマツ TEL:03-5820-8088 
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ピーター・ポマー Peter Pommerer
「radio birdmen」
2013年10月31日(木) - 11月22日(金)
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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A Birdfamily at Sunset, 2013
pastel, color pencil and watercolor on paper
45.0 x 63.0 cm
(c) Peter Pommerer Courtesy of taimatz, TARO NASU

ピーター・ポマー | Peter Pommerer
1968年ドイツ・シュトゥットガルト生まれ。シュトゥットガルトにて制作、活動中。


動植物をモチーフとして、生命のエネルギーや輝きで画面を色鮮やかな万華鏡のように埋め尽くしていくドローイングで知られるピーター・ポマー。国内では2008年の個展「THE BLACK ANGEL'S DEAD SONG」(於ヴァンジ彫刻庭園美術館)以来5年ぶりの開催となる本展では、新作ドローイング「Birdpeople」シリーズ14点を発表いたします。

これまでにも様々な動物達を描いてきたポマーですが、“Birdpeople”シリーズにおいて描くのは、「自由」の象徴としての鳥人間。「大空を舞う鳥達は、僕にとって自由のシンボル。彼らが地上に降り立ったのは今回が初めてなんだ。」とポマーは言います。

変化に富んだ豊かな色彩と、画面を覆い尽くすモチーフは、装飾的でありながらどこかリズミカル。命のきらめきを感じさせるような明るさに彩られ、「A Birdfamily at Sunset(夕暮れの鳥人一家)」「Grandpa(おじいちゃん)」「Two unequal Baddyse(2人の凸凹いたずらっこ)」等と題された鳥人間達は、ポマー独特の世界へと見る者を誘い、彼らにまつわる様々なストーリーを紡ぎ出させます。

展覧会のタイトル、radio birdmenは、ポマーが本シリーズを描くにあたってインスピレーションを受けたオーストラリアのロックバンドグループのバンド名でもあります。

自由と解放を追求するロック・ミュージックから生まれたBirdpeopleたち。
先の見えない不安をかかえ、行き場のない閉塞感が支配する現代における、ポマーによる自由への追求が、ロックを愛する自由な部族“Birdpeople”を地上へ呼び寄せたのかもしれません。



* 資料・写真等のご請求先
タイマツ TEL:03-5820-8088 
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ホンマタカシ : ピンホール・カメラ プロジェクト
taimatz x TARO NASU コラボレーション企画 
Special program by Takashi Homma x taimatz x TARO NASU
2013年9月19日(木) - 10月26日(土)

Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

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Pinhole Revolution / Architectureシリーズより
(c) Takashi Homma Courtesy of TARO NASU



TARO NASUにて開催されるホンマタカシ個展に合わせ、taimatzではTARO NASUとのコラボレーション企画展を開催いたします。
本展覧会に先がけて、ホンマタカシがtaimatzの空間を丸ごとピンホール・カメラとして使用して撮影を行いました。"taimatz"カメラにて制作されたその作品を、taimatzに展示いたします。

「カメラの中に作品を展示する」というこの特別企画展、是非ご高覧ください。


* 資料・写真等のご請求先
タイマツ TEL:03-5820-8088 
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徳重道朗 Michiro Tokushige

2013年 5月11 日(土) - 6月8日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休


Michiro Tokushige
11th May - 8th June
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

5月11日(土)から、徳重道朗の個展が画廊 taimatz(タイマツ) にて始まります。

徳重道朗は 1971 年生まれ。 名古屋工業大学工学部を卒業後、名古屋芸術大学大学院絵画研究コースを修了するという異色の経歴をもつ。 個展としては、2007 年の「風前の」(takefloor 東京)や、2011 年の「Is dance sunda zans?/ask the wine」 ( High-nest build.京都)など。中京エリアを中心にグループ展の参加多数。

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<不思議の森のなかで>

徳重道朗は 1999 年、アーティストによる自主運営スペース「dot」の立ち上げに際し、設立運営メンバーとしても 活躍したことでしられている。20 代前半の若いアーティストたちのゆるやかな連携をめざしつつも各人はそれぞれ が固有の「点 dot」であり、共通の目的意識等のもとに集結すべきではないという dot のコンセプトにも、徳重の考 えが反映されたとされている。

徳重の制作は絵画のみならず、立体、インスターレーションと多岐にわたる。サイズの操作や遠近法への執着など、 いずれの作品も徳重の関心が人間の視覚における二次元性と三次元性の矛盾に寄せられていることは明らかである。

三次元性は一種の理想的なイデアでしかなく、人間の空間把握の方法はあくまでも二次元的なのではないか?
「空間」を体感することはあっても視認することは不可能なのではないか?
眼前の景色はつねに平面として認識されているのではないか?

徳重の作品はこのような「空間」という神話に対する疑義を呈示するものであり、絵画の作り出す虚構の三次元空間 のリアリティを再検証する試みなのである。

掲載画像:
徳重道朗 Michiro Tokushige「The Vanishing Points」
2012, 45.6 x 45.6 / 41.0 x 38.1cm, oil on canvas
©Michiro Tokushige /Courtesy of taimatz


* 資料・写真等のご請求先
タイマツ TEL:03-5820-8088 
info@taimatz.main.jp

畠山瑞規 Mizuki Hatakeyama

2013年 3月28 日(木)-4月27日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休


Mizuki Hatakeyama
28th March- 27th April
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

3月28日(木)から、畠山瑞規の新作展が画廊 taimatz(タイマツ) にて始まります。

畠山瑞規は1983年広島生まれ。ワンダーシード2010での展示や青山スパイラルビルで開催されたULTRA003、2011年のグループ展「真夏の夜の夢」(宮津大輔キュレイション: hiromiyoshii roppongi)等に参加。2012年にはアートラボ愛知にて個展開催。現在愛知にて制作、活動中。



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<装飾する魂>

taimatzでの2回目の個展となる今回、畠山瑞規はモノクロ―ムに限定した新作3点を展示します。

意識的に偶然性を受け入れることから始まる畠山作品。
その制作過程は、下地の作成時に生まれたムラが生んだ偶然のパターンから、特定のモチーフを連想させる形を「発見」し筆を重ねて、連続する波状の形をキャンヴァス上に描き出すというものです。自らの無意識を意識的に辿る行為を通じて、畠山は呪術や、あるいは縄文以来の「装飾する魂」をも連想つつ、イメージのもつ力とは何かを模索しているのです。

シュールレアリスト達の提唱したオートマティスム、抽象と具象、地と図の関係についての考察など、きわめて古典的な西洋美術史上の問題意識をテーマとする一方で、畠山の作品は工芸性、装飾性など日本美術の特徴として指摘される要素をも強く宿しています。

色彩をモノクロームに限定することで、進むべき方向や問題意識がより鮮明になったと自ら語る畠山の新作ペインティングは、
東西の美術の交差のありかたをあらためて考えさせます。

掲載画像:
畠山瑞規Mizuki Hatakeyama「見つけられた世界(船に乗っている人) 」
2013 φ1200mm oil on panel 
©Mizuki Hatakeyama 2013/Courtesy of taimatz


* 資料・写真等のご請求先
タイマツ TEL:03-5820-8088 
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厚地朋子+山下耕平「近所の迷子」
Tomoko Atsuchi + Kohei Yamashita “Lost in the Neighborhood”
2013年2月23日(土)-3月23日(土) 火-土 11:00-19:00
日・月・祝休
*オープニングレセプションは開催いたしません。

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*Details of "iron will" by Tomoko Atsuchi and "xyz_(blue)" by Kohei Yamashita

厚地朋子 1984年京都府生まれ
2008年 京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業
2010年 京都市立芸術大学大学院修士課程修了

山下 耕平 1983年茨城県生まれ
2008年 京都市立芸術大学美術学部構想設計専攻卒業
2010年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻造形構想修了



<近くて良く見えねえ/近くて遠い/遠くて近い>


厚地朋子

近所に赤いレンガ作りの大きな洋館の家が建ちました。おいおい、ここはどこだ・・・と思いました。
地元の国道沿いの喫茶店には、かつて、大きなダヴィデ像が(もちろん全裸で)そびえ立っていました。

この二つの記憶はわたしの原動力のようなものです。
もともとコンプレックスが多く、それを昇華するように絵を描いていたこともあり、それは今も変わっていないように思います。じゃあ何が今コンプレックスなのかというと、絵を描けば描くほど、私は「憧れの西洋」なるものに毒されているなあ、と思うこと。いつかこの毒がぬけて、大きくて逞しい絵が描けるといいな、と思って、とりあえず今は「憧れの西洋」を自分の中で食べて食べて食べ尽くして消化(昇華)してみようと思いました。

それで、まずは普通に絵を描いてみようと思い絵を描きました。すると、出来上がった絵は、空間が歪んだ絵になっていました。意識したわけではなく、勝手に絵の中で空間がおかしなことになってしまった。
自分が描いた絵から気付いたことだけど、私の見ている世界は実は絵のとおりかもしれない。

一点を凝視したときにおこる遠近の崩れ。ものの大きさが崩壊して、ものを見ているだけで酔う感覚。
手前が大きく後ろが小さいとは限らない。遠近法の通りには見えない世界。多視点の空間。 この視覚の混乱と、「憧れの西洋」へのコンプレックスは、きっとそう遠くない問題なような気がします。 絵を描けば描くほどに感じるコンプレックスを、視覚の混乱という発見を手がかりに、食べ尽くして克服してやろう と思います。






山下耕平

どうやら登山道をはずれたようだ。足元のガレがやわらかい。
ガスはそんなに濃くないが周りの様子がよく見えない。

この宇宙の点としての僕は、今どこにいるのだろう。

宇宙が膨張しているか収縮しているかはわからないが
そのかたちが定まらないのは確からしい。
変動する巨大な空間とともに小さな点が動いている。

近付こうとしているが遠ざかっているのかもしれない。
遠くへ行こうとしているが近づいているのかもしれない。


僕は登山道に近づいているのだろうか?遠ざかっているのだろうか?

                                        (2013年2月)

山本理恵 「Storage」
2013年1月22日(火)- 2月16日(土) 
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休   *オープニングレセプションは開催いたしません。

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山本理恵は1986年岐阜県生まれ。2009年、名古屋芸術大学美術学部絵画科洋画領域卒業。
2012年、名古屋芸術大学大学院美術研究科同時代表現研究領域を修了。現在愛知にて制作、活動中。
2011年にはグループ展「neWs」(アートラボあいち、愛知)、二人展「砂糖だと思っていたら、塩だった。」
(名古屋市民ギャラリー矢田、愛知)に参加。


<思い出せない、いつかの甘くて凶暴な夢のように>

「からっぽの空間の中には、何が入っているのでしょうか?
時間・光・空気・温度・重力・区切られた場(ただし、私はそこに存在している)

書き留めることもなく沈黙をしてしまえば消えてしまいそうな、観察と動作と記憶。
そして、そこからの反応。
それを記そうと、何度も何度も変化していくイメージを現実の世界へと投影する事を試みる。
そうして出来上がる形たちをそのからっぽの空間の中で発生させては、消していく。

そうしてそれらが、ひとつのおはなしのように、なにかを物語る事ができればという願いをこめて。」

                             2012年12月6日 山本理恵




ディテールにおける繊細なタッチと作品全体の荒削りなエネルギー。
この二律背反性こそが山本理恵のペインティングの魅力であり、強烈な存在感の源泉といえるだろう。
独特の細密表現や執拗に繰り返される「家」や「階段」のモチーフは「幻視者」としての山本の優れた資質を
確信させる。

しかし彼女の作品はけっしてペインティングという平面世界だけで完結するものではない。
どこかで拾ってきたという木や石などのいわゆるファウンド・オブジェクトや、
糊を固めて作ったカラフルなビーズなどによって生みだされる混沌としたインスタレーションは、
山本がペインティングに描いた世界を断片的に再構築したものであり、彼女が幻視した「夢」の手触りを
実感するためのよすがなのである。

山本のインスタレーションはいつも、作り上げられたその瞬間から、まるで何か大きな力によって展示が
破壊されたあとの混乱のようにみえなくもない。それは、一見すると甘くかわいらしい彼女のペインティングが
内包する、凶暴なまでのエネルギーの表現であり、その意味でペインティングとインスタレーションは
表裏一体の関係なのである。


展示空間という、現実とも虚構ともつかない曖昧な空間のなかで、山本の「夢」はつかの間のリアリティを
獲得し、ふたたび消えていく。あとには夢のかけらを暗示するペインティングだけが残される。またいつか
内に秘めたエネルギーを解放するその時を待ちながら・・・・。

* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 小澤詩乃



Rie Yamamoto "Storage"
22 January - 16 February, 2013
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception

* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

泉イネ 「ta-庭 冬至の前/冬至/冬至の後と分けられた私はtaimatzの空間です」
2012年11月30日(金)-12月27日(木) 
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休   *オープニングレセプションは開催いたしません。

*ダンス・パフォーマンス
「冬至 − 私(空間・地球)は変わらない、変わるのは装い」
2012年12月21日(金)18:50 〜 (上演時間:約20分)
出演:廣田あつ子、中村恩恵、泉イネ  撮影協力:長塚秀人

※空間のなかでおこなわれるパフォーマンスを、外から鑑賞していただく形式になります。
天候等の条件によっては見づらい場合がありますことを予めご了承ください。

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展覧会イメージドローイングより

泉イネ
2002年、東京藝術大学美術学部絵画科油画卒業。
主な個展としては2007年「紺泉 ある庭師ー多分のひととき」(原美術館、東京*紺泉の名義にて展示)、2009年「未完本姉妹 ある夏まで」(AKAAKA、東京)など。グループ展としては、2001年「セゾンアートプログラム・アートイング東京2001 生きられた空間・時間・身体」に参加(旧新宿区牛込原町小学校、東京*今泉康子の名義で展示)、2002年「MOTアニュアル2002 フィクション?―絵画がひらく世界」(東京都現代美術館、東京*紺泉の名義にて展示)など。パフォーマンスとしては「ダンスセッション(泉イネ+Danse Sanga Session) 」(HIGURE17-15 cas、東京)、2012年「And Zone」(上野の森美術館ギャラリー、東京)など。


<ta-庭 小さな展示空間をめぐる冒険>

taimatzの空間を何度か訪れて心に留まったことは、空間の小ささ、サイズ。前面にある出入り口、透明のガラスとその黒い額、それがスライドし動くこと。外から眺めると、白と薄い灰色の抽象画のように見える。内の床には心地よくヒビが入っている。奥正面の天井近くには二つの丸い円(空気孔)。外へ出ようとすると気づく四角いセンサー…等々。この内外の要素を活かし、沿って、少しズラして立ち現れる風景を見る。


 現れた風景には、どれも特定の意味や象徴はありませんが、いくつかの例え、それとも問いとしては見えるかもしれません。これはヒビなのだろうか?木なのだろうか?どちらでも構いません。
 正面の壁については、外にある離れた一点から視える瞬間に、その空間がなりたいだろう構図の風景として(インスタレーションを)イメージしましたが、それが今回の制作全体の答えではありません。それを実際に見届けることよりも、想像することで風景/空間へ近づく瞬間が、作品として成り立つ可能性があると思っています。私自身、その風景に出会えないことも多分にあるし、空間の内には内の要素があり、部分の物語りを紡ぐこともできるかもしれません。それは個々の偶然性に委ねたいのです。


 空間にある、ささやかな部分から、外、周囲へ、宇宙へ広がっては戻ってくる。そんな「ta-庭」に消えられたら、と想う。


2012/11/6  泉イネ



Ine Izumi
"ta-garden divided into before / the winter solstice / after, I am the space of taimatz"
30 November - 27 December, 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception

*Dance Performance
'Winter Solstice - Only appearance changes, yet myself (space/ Earth) remains.'
2012.12.21 Fri. 6.50pm (performance time approx. 20 min.)
Performance by Atsuko Hirota, Megumi Nakamura, Ine Izumi
Photo by Hideto Nagatsuka

厚地朋子「美しい妻」
2012年10月25日(木)-11月24日(土) 
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休   *オープニングレセプションは開催いたしません。

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美しい妻 Beautiful Wife
2011 
oil on canvas 61.0 x 45.5 cm


厚地朋子は1984年京都府生まれ。
2008年 京都市立芸術大学美術学部油画専攻卒業、2011年 京都市立芸術大学大学院修士課程修了。
同年、グループ展「絵画の庭 —ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、大阪)に参加。
現在、京都府にて制作活動を行う。
受賞歴:2007年度京都市立芸術大学作品展市長賞受賞。2010年京都市立芸術大学作品展市長賞受賞。

<近くて遠い、美しい妻>

厚地朋子は、森鴎外が短篇「普請中」で描いた日本の葛藤をいまだに考え続けている。
鴎外の描く日本は、近代国家としてのうわべと裏腹の矛盾や混沌に揺れていた。
果たしてその苦悩は過去のものなのだろうか。

自らのなかに潜む西洋文化への憧れとコンプレックスをテーマに制作しつづける厚地にとって、
今回の個展のテーマに選んだ「ダヴィデ像」は西洋文化の象徴ともなっている。
学生時代より日々親しんで来た石膏像は、厚地にとって最も身近な存在でありながら最も遠い存在でもあった。

彫刻を描く、というコンセプトで臨んだ今回の個展では、彫刻の三次元性と絵画の二次元性との
近くて遠い関係に、自らの「普請中」のアイデンティティを重ね合わせ現在進行形の作品世界を展開している。




* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



Tomoko Atsuchi "Beautiful Wife"
25 October - 24 November 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception

* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

鳥巣貴美子 個展
2012年9月27日(木)-10月20日(土) 
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休   *オープニングレセプションは開催いたしません。

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鳥巣貴美子 Pflanze
Kimiko Torisu Pflanze
2011 charcoal, pastel, color pencil on paper 50.5 x 66.0 cm



鳥巣貴美子は1989年愛知県生まれ。ドイツのブレーメン芸術大学での短期留学を終えて、2012年、
名古屋芸術大学美術学部洋画コースを卒業。現在は愛知県にて制作活動を行う。

<森のためのドローイング>

画面の上に浮かび上がる鳥巣貴美子の「森」は、彼女がアトリエで育てている草から生まれる。

7点のドローイングは、まるでデジタルカメラのズームのように機能する鳥巣の視線そのものである。
手のひらに載る程の慎ましい草の世界は、鳥巣の目を通して拡大化され「森」へと転じ、私たちの前に姿を表す。
それでも鳥巣は止まらない。
拡大によって出現した「森」はさらにズームアップされ、抽象的な存在となるまでに分解されていく。

日常のなかに埋もれてしまいそうな存在に、果てしない広がりを見いだし紙面に写し取る鳥巣の作品は、
限りなき宇宙から微細な細胞の世界まで、私たちが存在するこの世界のつながりそのものを表そうとしているのかもしれない。




* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



Kimiko Torisu
27 September - 20 October 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception

* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

泉イネ 個展
2012年7月13日(金)-8月4日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休   *オープニングレセプションは開催いたしません。

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泉イネ 装飾 II (素材:咲く花、硬貨、無意識)
Ine Izumi ORNAMENT II (materials: a blooming flower, a coin and unconsciousness)
2012
acrylic and ink on cotton linen
39.0 x 39.0 cm



7月13日(金)から、泉イネの個展が画廊taimatz(タイマツ) にて始まります。
近年、ダンスパフォーマンスとのコラボレーション等、絵画以外のジャンルでの活動でも注目を集める泉ですが、今回はペインティングにのみ焦点をあて、細密画風で描かれた新作ペインティング約5点を展示します。

泉イネは2002年、東京藝術大学美術学部絵画科油画卒業。
主な個展としては2007年「紺泉 ある庭師ー多分のひととき」(原美術館、東京*紺泉の名義にて展示)、2009年「未完本姉妹 ある夏まで」(AKAAKA、東京)など。グループ展としては、2001年「セゾンアートプログラム・アートイング東京2001 生きられた空間・時間・身体」に参加(旧新宿区牛込原町小学校、東京*今泉康子の名義で展示)、2002年「MOTアニュアル2002 フィクション?―絵画がひらく世界」(東京都現代美術館、東京*紺泉の名義にて展示)など。パフォーマンスとしては「ダンスセッション(泉イネ+Danse Sanga Session) 」(HIGURE17-15 cas、東京)、2012年「And Zone」(上野の森美術館ギャラリー、東京)など。


<「同じ川に二度入ることはできない」>

泉イネは2001年の「セゾンアートプログラム・アートイング東京2001」で鮮烈なデビューを飾って以来、一貫して「変化しつづけること」を模索する作家である。そのことは彼女が10年強のキャリアのなかで2回、アーティスト名を変更していることにもあらわれている。

「空間を読む」ことを命題としていたデビュー当時から、中国の古い細密画や日本の蒔絵に影響を受けて制作されたペインティングへ、そしてよりコンセプチュアルな創作活動としての「未完本姉妹」シリーズ、近年のダンスや朗読への接近など、泉の軌跡は彼女が意識的かつしなやかに、「変化すること」を自身に課してきたことを示している。彼女もまた「同じ川に二度入ることはできない」というヘラクレイトスの言葉を切実に表現するひとりなのである。

「紺泉」作品として知られている細密画風のペインティングで構成される今回の個展は、「お金をめぐる文字になれない幻想譚」がテーマだという。価値と価格のせめぎあいや、モノと意味のはざまを往還する硬貨の存在、交換価値としてのアートなど、「お金」にまつわるあれこれをずっと感じていたという泉。
静かな、しかし真摯なその視線が、みえるものとみえないものの関係について私たちに問いかけてくる。





* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



Ine Izumi
13 July - 4 August 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception


* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

加藤直 個展
「はい(いいえ)」 2012 年 6月5日 (火)-6月16日(土)
「いいえ(はい)」 2012 年 6月19日(火)-6月30日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングレセプションは開催いたしません。
6 月 5 日(火)、6 月 19 日(火)は18時より開廊いたします。

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加藤直 00
Sunao Kato 00
2012 oil on canvas 100.0 x 80.3 cm

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加藤直 火のないところの煙へ
Sunao Kato fuming without fire
2012 oil on canvas 100.0 x 80.3 cm




加藤直は1986年東京都生まれ。2010年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業し、
2010年4月から東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程に進学。
これまでに2009年「エマージング・ディレクターズ・アートフェア ウルトラ 002」SPIRAL(東京)、
2011年「sunao」CASHI(東京)にて個展開催。現在は鳥取にて制作。


加藤は「生/死」「顔/身体」という二項対立を軸に、ポートレート、骸骨、キャラクターなどの
単純化されたアイコンをモチーフとして描く作品に取り組んできました。

気ままに描かれた落書きのような、躍動的でスピード感あふれる筆致。
丁寧に描写され、入念に描き込まれた細やかな筆致。

異なるテクスチャーの組み合わせと、過密に集積されたモチーフとの混在によって生み出された
独特のバランス感覚こそが、加藤作品の醍醐味といえるでしょう。

taimatz初めての個展となる今回、前期は「顔」、後期は「身体」をテーマとし、加藤直の作品世界をご紹介いたします。
新作ペインティング約12点を発表の予定です。




* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



Sunao Kato
"Yes (No)" 5 - 16 June 2012
"No (Yes)" 19 - 30 June 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception / 5 June and 19 June Open from 6pm

* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

鳥巣貴美子 個展
2012 年 5月15日(火)-6月2日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングレセプションは開催いたしません。
初日は18時より開廊いたします。

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鳥巣貴美子 Pflanze
Kimiko Torisu Pflanze
2011 oil on cotton 43.0 x 65.0 cm



鳥巣貴美子は1989年愛知県生まれ。ドイツのブレーメン芸術大学での短期留学を終えて
2012年、名古屋芸術大学美術学部洋画コースを卒業。現在は愛知県にて制作活動を行う。



 <苔に森をみること>

アトリエで鳥巣貴美子は雑草を育てていた。
アトリエの、白い人工樹脂でコーティングされた床に手のひらほどの黒い土を盛り上げ、そこに草を育てていたのである。
気をつけて水やりをしないと枯れてしまう、といいながら、頼りなさそうに生えている草を鳥巣は静かにみつめていた。

ときには2m角を越える大きなキャンヴァスに鳥巣が描きだすのはその草である。
実寸をはるかに越える大きさで画面に大胆に配置される草の姿は、草でありながら草ではない。
苔をじっと見ていると森のようにみえてくる、と語る鳥巣にとって、草もまた、未知の世界の樹木のようにみえるのかもしれない。

白を基調とした淡い色彩が特徴的な作風だが、にもかかわらず画面から伝わってくるのは強さと自由奔放な躍動感である。
のびのびと大胆にキャンヴァスを横切る筆線は、生命を写しとることの喜びという、まさに絵画の原点ともいえる情熱に支えられているのである。

鳥巣にとって初の個展となる今回はペインティング3点およびドローイングからなる展示を予定している。



* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



Kimiko Torisu
15 May - 2 June 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception / 15 May Open from 6pm

* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088


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水野里奈  バビロンの空中庭園
Rina Mizuno Hanging Garden of Babylon
2011 oil and ball-point pen on canvas 116.7 x 91.0 cm


水野里奈 個展
2012 年 4月17日(火)-5月12日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングレセプションは開催いたしません。
5月12日(土)の18時よりクロージングパーティーを予定しております。


2012年4月12日(火)より、水野里奈の個展が画廊taimatz(タイマツ)にて始まります。

水野里奈は1989年愛知県生まれ。2012年、名古屋芸術大学美術学部洋画2コースを卒業し、2012年4月から、多摩美術大学大学院美術研究科 博士前期課程 絵画専攻に進学。東京在住。2012年4月28日から開催される「アートアワードトーキョー丸の内 2012」では、大作「バビロンの風景」を展示予定。


<大切にしたいのは『émerveillement(感嘆・驚嘆)』の瞬間>

庭をモチーフにした作品を描きつづけている水野里奈。
華やかな色彩にあふれた一見すると装飾的な作風だが、その装飾性がもたらす平面性とは相反する三次元性もまた、彼女の作品の特徴であり、その矛盾と一種独特のカオスこそが作品の魅力ともなっている。

水野は、イスラム美術、とりわけ写本美術の細密性や装飾性、伊藤若冲の創作における濃彩表現と水墨表現の違い、またときには浮世絵の空間表現に心を惹かれると語る。自らの制作においては、もちまえの多彩なテクニックやモチーフの組み合わせから意識的に作り出される不協和音を、いかにして画面上のハーモニーとしてまとめあげるかが、最大の課題であり、関心事でもあるという。

目に心地良いだけではない、見るたびに新しいなにかを発見できるようなもの、感嘆して見つめる眼差しを通して幸福を実感できるような、そんな強い何かを画面に定着させること。水野の試みは始まったばかりである。

東京での初めての個展となる今回は、新作ペインティング4点に新作ドローイングを加えた展示を予定している。


* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



Rina Mizuno
17 April - 12 May 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception / Closing Reception: 6PM Saturday 12 May

* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088


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榎本耕一
Koichi Enomoto Tigers
2012 pen, pencil, ink on paper 50.0 x 37.0 cm


タイマツ「オマケプロジェクト」第1弾
榎本耕一 「タイガース」
2012 年 4月3 日(火)-4 月11 日(水)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングレセプションは開催いたしません。


榎本耕一展の会期を4/11(水)まで延長いたします。
4/3(火)からは展示作品を一新、「タイガース」展として皆様をお迎えします。
未発表の新作映像や、描きおろしドローイングから構成された7日間限定の特別企画です。


* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



taimatz bonus exhibition vol. 1
Koichi Enomoto “TIGERS”
3 - 11 April 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception.

Koichi Enomoto's exhibition term is extended to 11 April.
From 3 April, we will exhibit Enomoto's new drawings and movie works as a "bonus exhibition" project.



* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

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榎本耕一  旋回式処刑台 リジョイスの争鳴
Koichi Enomoto Rejoice!!! Fight against your DEATH!!!
2011 oil on canvas 227.3 x 181.8 cm


榎本耕一 「椰子の実ドン故郷無し」
2012 年 3月 9 日(金)-3 月31 日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングレセプションは開催いたしません。


3月15日(木)より上野の森美術館にて始まる「VOCA展2012」への参加とタイミングをあわせ、2012年3月9日(金)より、榎本耕一の個展が画廊taimatz(タイマツ)にて始まります。榎本耕一の最新作を展示いたします。
榎本耕一は1977年大阪生まれ。金沢市立美術工芸大学修士課程を中退。主な参加グループ展は2012年「パリに笑い壷を運ぶ Humour, prodie et videos:Creations video du Japon Contemporain」(パリ日本文化会館、パリ)2011年「カウボーイとフォトン」(Capsule、東京)、2008年「ECHO」(ZAIM,神奈川)2006年「After The Reality」(Deitch Projects、NY)や「福武ハウス in 越後妻有アートトリエンナーレ 2006」(新潟)など。現在、大阪にて制作、活動。


<きれいは汚い、汚いはきれい。闇と汚れの中を飛ぼう
                 ー『マクベス』第一幕第一場より W・シェイクスピア>



「少なくとも僕は、自分を取り巻く世界を理解し、解釈するためにイメージというフィルターを通さずにはいられないように思う。イメージを通して世界を解釈し、逆にまた、イメージが世界の解釈を規定する、そんな風に感じている。」と榎本耕一は語っている。


世界を「イメージの漂流する空間」としてとらえ、そこからサンプリングしたイメージに自らの作りだしたキャラクターをも加えて、ペインティングに再構成していく榎本耕一。
縄文人の装飾性にも対峙しうるような、強い、そして呪術的な緊張感をはらんだ作品を作りたいと彼は言う。その作品は欧米発信のいわゆる「dirty paintingダーティー・ペインティング」の流れを汲みながら、同時に先祖返りともいえるような、日本的な装飾的志向をも感じさせる。そこには一般的な美醜の概念を根底から問い直す榎本の姿勢をも認めることができるだろう。

今回は未発表の大作「回転式処刑台 リジョイスの争鳴」(2011)を含む新作ペインティング6点と立体を展示します。



* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子



Koichi Enomoto “drifters”
9 - 31 March 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception.


Fair is foul, and foul is fair.Hover through the fog and filthy air.”
     ”Macbeth” William Shakespeare


Taimatz is pleased to present Koichi Enomoto "drifters".
This will be Enomoto's first solo exhibition with the gallery.

Enomoto's body of works present both fusion and collision between Western and Eastern
aesthetics and reach the expression of what might be called new "ornamentalism" which was
an essential element of traditional Japanese art.

Enomoto has had work included in many group shows in Japan and USA.
He is now participating in "VOCA 2012" (The Ueno Royal Museum, Tokyo) ,
also about to join the group show titled "Humour, parodie et video:Creations video du Japon contemporain"
(Maison de la culture du Japon a Paris, Paris).

* Contact: →info@taimatz.main.jp TEL:+81(0)3-5820-8088

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佐々木憲介  パレード/カザフスタンの首都アルマトイで野党支持者が抗議集会を開いた
2012 oil on canvas 72.7 x 90.9 cm
Kensuke Sasaki

佐々木憲介 Kensuke Sasaki

2012 年 2 月 14 日(火)-3 月 3 日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
2月14日(火)は18時よりオープンいたします。
オープニングパーティーは行いません。


Kensuke Sasaki
14 February - 3 March 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
14 February: open from 6PM.
We have no opening reception.


2月14日(火)から、佐々木憲介の個展が画廊taimatz(タイマツ) にて始まります。近年、名古屋での活動が顕著だった佐々木が久しぶりに東京で行う個展となる今回は、新作ペインティングとドローイング作品あわせて約20点を展示します。

佐々木憲介は1985年愛知県生まれ。2008年、名古屋芸術大学絵画科洋画コースを卒業。2009年、京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻を自主退学し、現在は愛知にて制作活動を行っている。2010年、グループ展「Unique Commonsわたしだけのみんなのもの」(名古屋芸術大学Art&Design Center、名古屋)、2011年、グループ展「neWs」(アートラボあいち、名古屋)に参加。


<物語そのものが紡ぐ物語>

佐々木憲介のペインティングは、デビュー当時から「表層的であること」に執着してきた。大量生産される、雑誌や広告あるいは映画などのイメージを好んでモチーフとして取りあげ続けていることも、彼のスタイルである「表層的であること」と無関係ではない。そんな佐々木の新作ペインティングは、現実と幻想の揺れをテーマとしている。

連日、新聞や雑誌で報道される「現実」。それらの写真をキャンヴァス上に、いわば「コピー」する作業から生まれた新シリーズは、メディアにオリジナルの写真を説明するテキストとあわせて、その写真から佐々木が連想した「空想のストーリー」を暗示する言葉が記される。たとえば「パレード/カザフスタンの首都アルマトイで野党支持者が抗議集会を開いた」のように。
オリジナルイメージに忠実でありながら、独特の筆致によって幻想的で甘美なイメージへと変化を遂げた佐々木のペインティングは、そのようにして、特定の意味をたたえる容れものとしての絵画の可能性と限界を問いかける。現実と幻想のあいだの揺れのなかに存在する絵画の多義性とはどのように向き合うのか、幻想=物語として世界を語ることの意味とは何か。主観と客観、内容と形式といった古典的な絵画の命題にも意識を向けながら、佐々木の新作ペインティングは、今、絵画によって物語を紡ぐことの意味を模索している。



* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子

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川上雅史「セックス疲れ(まな板)」2010 acrylic on canvas 45.5 x 45.5 cm
Masafumi Kawakami ‘Tired of Sex (Chopping Board)’

川上 雅史 Masafumi Kawakami

2012 年 1 月 14 日(土)-2 月 4 日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングパーティーは行いません。


Masafumi Kawakami
14 January - 4 February 2012
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
We have no opening reception.

1月14日(土)から、川上雅史の個展が画廊taimatz(タイマツ) にて始まります。今回は新作ペインテ ィング 3 点と未発表のコラージュ作品の約 15 点を展示します。

川上雅史は 1984 年大阪府生まれ。2010 年、京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程を修 了。2008 年「是が非の絵画」展(大和プレスビューイングルーム、広島)への出品をスタートに、2010 年「アートアワードトーキョー丸の内 2010」(行幸地下ギャラリー、東京)に参加、同展において名和 晃平賞を受賞する等、その動向が注目されている若手ペインターである。

<肉体表現の新たなリアリティ>

現代の情報化社会のなかで、実体を失い浮遊している肉体のイメージを抽出し、コラージュとして再構成 すること、川上雅史の制作はそこから始まります。コラージュしたイメージに極端なまでのデフォルメを 加え、観念としての肉体イメージをあぶりだしていくのです。グロテスクでありながらどこかユーモラス な要素をあわせもつ、それらの「肉体」は、人間のそれではない、あたかも別の不思議な生命体のように 作品のなかでひそやかに呼吸を始めます。肉体の官能性は何に起因するのか、肉体そのものに果たして官 能性は存在するのか。
暴力と官能に彩られた肉体表現が仮想空間に氾濫する「脳化社会」のなかで、私達を刺激し続ける肉体の 誘惑、そして同時に私達が感じる嫌悪感。誘惑と拒絶という二律背反的なテーマを、シュールレアリステ ィックに表現しながら、川上雅史の作品は、肉体表現のリアリティとは何かをあらためて問いかけます。


* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子

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見つけられた世界( )」2011 oil on canvas 90.9x90.9cm
'Discovered world ( )'

畠山瑞規 Mizuki Hatakeyama

2011 年 11 月 25 日(金)-12 月 24 日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休


Mizuki Hatakeyama
25 November - 24 December
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays

11 月 25 日(金)から、畠山瑞規の新作展が画廊 taimatz(タイマツ) にて始まります。初の本格的個展となる今回 は、モノクロの新シリーズを含む新作5点を展示します。

畠山瑞規は1983年広島生まれ。ワンダーシード2010での展示や青山スパイラルビルで開催されたULTRA003、グループ展「真夏の夜の夢」(宮津大輔キュレイション: hiromiyoshii roppongi)等に参加。

<見つけられた世界>
畠山瑞規の作品は意識的に偶然性を受け入れることから始まります。 独特のリズム感を伴ってうねる彼の筆致は、キャンヴァス下地の作成時に生まれたムラが偶然に生んだパターンのな かから、特定のモチーフを連想させる形を「発見」します。そして、そのモチーフのおぼろげな輪郭をなぞり、形を 確かめ、あたかも彫り込むかのように筆致を重ねて具象的なイメージを構築していくのです。
かつてレオナルド・ダヴィンチは「壁のシミから壮大なイメージを連想せよ」と弟子に語ったと言います。 また空に浮かぶ雲の形を何かに見立てて想像の世界に遊んだ経験は、子供の頃の記憶として誰しもがもっているので はないでしょうか。人間の普遍的な連想力と、シュールレアリスト達の提唱したオートマティスムとが日本美術の「飾 り」の精神のなかに融合したイメージ、それが畠山瑞規の作品世界です。リズムの視覚化ともいうべき抽象的で反復 性の強い筆致のなかに、魔法のように浮かび上がる具象的イメージは、眼前に浮かんでは消えるだまし絵のような不 思議な魅力を放つのです。


* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088 永田絢子

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「輝くもの天より墜ち」2011 oil on panel 130.0x130.0cm
Brightness falls from the air

Kaoru Usukubo "輝くもの天より墜ち Brightness falls from the air"

2011 年 10 月 22 日(土)-11 月 19 日(土)
火-土 11:00-19:00 日・月・祝休
オープニングパーティー 2011 年 10 月 22 日(土)18:00-21:00

10 月 22 日(土)から画廊 taimatz(タイマツ)がオープンします。オープニングの展覧会は、横浜トリエンナーレ 2011 への参加等で注目を集めるペインター、薄久保香の個展「輝くもの天より墜ち Brightness falls from the air」 となります。

薄久保香 1981 年栃木県生まれ。2004 年、東京造形大学造形学部美術科絵画専攻卒業。2007 年、東京藝術大学修士課程修 了。2010 年、東京藝術大学大学院美術研科博士課程美術専攻修了。2007 年アートアワード東京(行幸地下ギャ ラリー、東京)、2010 年「VOCA 展 2010 現代美術の展望̶新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京)、2011 年「ヨコハマトリエンナーレ 2011世界はどこまで知ることができるか?」等に参加。

<薄久保香の新しいシュールレアリスム> 薄久保香は新しいシュールレアリスム絵画の可能性を模索する作家です。 かつてシュールレアリスムの作家たちは、見慣れたモチーフを本来の文脈から切り離して描くことで、モチーフその ものに秘められた形而上的意味を探る実験を行いました。薄久保もまた同様の手法によって、幻想的な絵画世界を構 築しています。しかしその制作スタイルに最も強く影響を与えたのは「コピー&ペースト」の作業だと薄久保は言い ます。PC画面上で脈絡なく抽出され、貼付けられ、削除され、再び貼付けられることを繰り返す無数の断片的イメ ージにこそ、彼女の視覚体験の原点があります。それは、かつてのシュールレアリストたちがみせた夢や無意識への熱狂とは異なる、現代ならではの虚のコラージュともいえるでしょう。 薄久保の関心は物語や意味の探求にはありません。彼女の探求は、むしろ一切の意味を剥奪された虚構のイメージが つくりだす「触覚的な」体感や現実感へとむかうのです。描写がフォトリアリスティックになればなるほど、現実と虚構の断層は深く、挑発的な不協和音となって鑑賞者に迫ってきます。そしてそこには薄久保の、現代人が求めるリアリティとは何かという問いかけが潜んでいるのです。

* 資料・写真等のご請求先
info@taimatz.main.jp TEL:03-5820-8088(2011/10/5 以降。10/4 までは 03-5856-5713 まで) 永田

Kaoru Usukubo“Brightness falls from the air”

22nd October -19th November 2011
Gallery Hours: 11:00-19:00 Tuesday –Saturday
Closed on Sunday, Monday and Public holidays
Reception for the artist and the opening party: 22nd October2011 18:00-21:00

We are pleased to announce the opening of new gallery “taimatz” and to present the new paintings by Kaoru Usukubo.

“Brightness falls from the air”
How many layers of the virtual images should we pile up to reach the reality that we want to find out? Otherwise, is it possible to believe that sometimes a lie comes to true?

In the field of virtual images, the endless pursuit of imaging technique is getting more remarkable than before. It seems to suggest that how much we are eager to grasp a sense of reality through the visual means. Occasionally, the body of works of Kaoru Usukubo is referred to such an intention of more and more precise representation of the visible world, however it is her consideration that the realism in painting is rather to be related to the question about how the things are, from an existential point of view and that is just what she concern.

Kaoru Usukubo, born in 1981 in Japan, studied at Zokei University and the National University of Fine Arts and Music in Tokyo. She participated in “VOCA2010-The vision of contemporary art”(The Ueno Royal Museum, Tokyo ) in 2010,”Yokohama Triennale2011-Our magic hour” in 2011.

* Contact: →info@taimatz.main.jp
TEL:+81(0)3-5820-8088